恋する檸檬の抹茶パフェ@茶房こいし

2019年10月29日

久々に京都へショッピング。大阪に手ぶらで帰るのはもったいないのでしばしスイーツタイム。

祇園にあるお店で舞妓さんも足しげく通うという噂の飴屋「家傳京飴・祇園小石」に併設されたカフェにお邪魔しました。
もうすぐオーダーストップの日ぐれどき。明るく照らされた暖簾がまるで金屏風のよう。

・恋する檸檬の抹茶パフェ 税込1,330円

舞妓さんのように、スラっと高く伸びた細身のグラス。
むしろ芸子さんやな。
(そこ、どっちでもええわ!)

小脇に携えているのは、特製檸檬みつ。
さながら芸子さんが持ち歩くお座敷かごのようです。
これはお好みでかけますが、濃密な甘酸っぱさ。よく見ると細かい果肉や皮が入っています。

パフェの“花かんざし”を構成するのは、抹茶クッキー、ホイップ、あずき、白玉・抹茶白玉……。
さりげなくレモンが添えてあるのが「粋どすなぁ」って感じ。
抹茶クッキーも、濃くてお口に広がる感じ。これはただならぬ予感。

バニラ・抹茶アイスを食べ進めたあたりで、メインの檸檬プリンが登場します。
ほんのり酸味のあるプリンは実に斬新。大胆に回しかけた檸檬みつとの相性が半端ない。
これだけでも市販されていないかしらと、すっかり両の目がハート状態です。

脇役がまだまだかくれんぼしていました。あんずがひょっこりお顔を出します。
グラスを横から眺めても、鮮やかなオレンジ色が映えますね。

フツーの王道なパフェなら底上げ目的のシリアルゾーンですが、抹茶プリンとレモンの寒天が敷き詰められています。
抹茶プリンは弾力があってほろ苦さと甘味が楽しめる一方、透明な檸檬寒天はひかえめな酸味が感じられます。

幾度となく押し寄せる酸味と甘味、ほろ苦さのコラボは食べるものを決して飽きさせない、無駄がない洗練されたパフェでした。

食べ終わる頃には、すっかりスタンディングオベーション。
(ほんまかいな。洋式の賛辞は祇園に似合わんわ)

レジの時、おかあさんに飴ちゃんを2個手渡されました。

おおきに、おかーさん
うち、大好きどすねん
(それ、西村のエイセイボーロのCMな!)

ごちそうさまでした。

茶房こいし甘味処 / 祇園四条駅三条京阪駅東山駅
昼総合点★★★★ 4.1